さよならドビュッシー (宝島社文庫) [244回参照されました]
あおみさん がこの本を手に取りました。あおみさんは、これまでに174冊の本を読み、67,684ページをめくりました。
本の紹介
100% [全415ページ]
状態 読み終わった!
2012/03/26 01:44:11更新
著者 中山 七里 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
まずは著者の語彙力とそれを駆使した表現力を評価したい。クラシックの優美さ、雄大さ、繊細さをただの文字の羅列のみで表現するのは並大抵の業ではない。作中に登場する音楽を聴きながら読み進めれば著者の、文章における技巧の素晴らしさは一目瞭然だろう。それでいて本書は列記としたミステリ作品である。儚くも悲しく、辛い人生を必死に歩もうとする幼い16の少女が主人公だ。一つの会話の文章が多いのと、やたら説明口調で人間味を感じられなかったので星は4つ。
読書の軌跡
234ページ | 2012/03/25 03:13:17 |
234ページ | 2012/03/25 03:16:46 | 主人公、遥の境遇が辛過ぎて頁を捲る手を止めてしまいたくなる。16にして全身大火傷という障害を背負い、同時に命を狙われ母親を亡くす。なんて不平等なのだろう。彼女の直向きな努力を応援したい。 |
415ページ | 2012/03/26 01:44:11 |
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