さよならドビュッシー (宝島社文庫) [129回参照されました]
ふくさん がこの本を手に取りました。ふくさんは、これまでに2冊の本を読み、572ページをめくりました。
本の紹介
100% [全415ページ]
状態 読み終わった!
2012/02/02 15:36:44更新
著者 中山 七里 ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
最後のどんでん返しには度肝を抜かれた。自分の目を疑った。
全身の皮膚の移植によって成りすましが通用するなんて。
ただルシアには悪気はなかった。必死ではあった。
目を覚ましたとき、周りは全員遥だと思い込んでいた。その状況は酷だ。
しかし、歯の治療跡の照合やDNA鑑定を治療の時からできなかったのか?疑問である。
次に重要で本題とも言える音楽描写。
とても迫力ある文体で聴いたことのない曲でも引き込まれた。そして、思わず探して該当する曲を聴きながら読んでしまった程だ。
それほど魅力的ではあった。
一つ気になったことは主人公は高校生で一人称の文章で流れていく。
小難しい単語や言い回しが多く見られ少しギャップを感じた。こういう時は三人称でも良かったのでは。
ミステリーとクラシックの魅力を楽しめる作品。とくにピアノ描写は圧巻だと思える。
ルシアと遥。
お留守番中に火事。
遥、全身皮膚移植により生還。ルシア死亡。
しじいも死んだので莫大な遺産が残る。
遥に忍び寄る危険な出来事。
母の不自然な死。
岬さん指導、コンクール出場。
家政婦さん、遥の殺人未遂容疑で捕まる。
母を殺ったのは実は遥。
しかも、遥かと思ったら本当はルシアだった。
読書の軌跡
415ページ | 2012/02/02 15:36:44 |
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