TPP亡国論 (集英社新書) [185回参照されました]
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本の紹介
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2011/12/02 23:06:06更新
著者 中野 剛志 ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
TPPは実質、日米FTA
アジアの成長を狙うなら中国、韓国の参加が不可欠だが、参加の見込みなし
⇨韓国はFTA推進、中国はまだ未熟。
アメリカは輸出したいが、輸入する気なし、その他の国も輸出依存国で国内市場が小さい国ばかり。
[世界経済の背景]
2000年代はアメリカの住宅バブル(ヨーロッパも)を背景にした旺盛な個人消費で世界経済は牽引されてきた。
しかし、このグローバルインバランス構造は継続できない。
中国がアメリカの代わりに消費するのは難しい(国連貿易開発会議)
⇨消費規模が八分の一、消費される質もちがう
代わりには日本、ドイツが内需拡大・輸入増加が期待される。
[アメリカの狙い]
貯蓄増加・経常収支赤字削減をめざす。他国は内需の拡大、中国の為替の柔軟化を求める!
理由は互恵的な目的(グローバルインバランスの是正)と利己的(国内の雇用の確保)の2つ。
日本人の、アメリカなしでは平和を維持できない依存状態が、なにも考えずTPP参加を促している!
自分たちで自立して、国のための戦略を立てなくてはならない…
【感想】
前半のグローバルインバランスに関しては、同感!いままでの過剰消費が出来なくなったアメリカは輸出に活路を見いだすしかない。そのために日本の市場を狙ってTPPを推進しているというのは、納得!しかし、貿易自由化が現在の日本にとってデフレを加速させるものでマイナスであるという論理は疑問。供給が増え、食料価格などが上がっても高付加価値のものの購買力が増えるのでは?
読書の軌跡
19ページ | 2011/11/23 20:14:33 |
19ページ | 2011/11/23 20:15:21 | TPPは実質米日FTAにすぎない。 |
67ページ | 2011/11/26 00:30:32 |
134ページ | 2011/11/27 20:13:37 |
256ページ | 2011/12/02 23:06:06 |
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