九月が永遠に続けば (新潮文庫) [168回参照されました]
mak246さん がこの本を手に取りました。mak246さんは、これまでに105冊の本を読み、44,761ページをめくりました。
本の紹介
100% [全495ページ]
状態 読み終わった!
2011/11/01 01:10:10更新
著者 沼田 まほかる ブックリンクされた本
-評価
★★☆☆☆感想
エロくもなければ怖くもない。鼻血の出しどころが全く分からない!ホラーサスペンス大賞受賞作で売り上げNo.1とされた本屋さんのPOPに釣られたのがそもそもの過ちかも。。。確かにサスペンス作品ではあるけど、どの辺がホラーなんだろ??
…懲りずにまたまた前評判に踊らされてしまった。。。
人間関係が複雑な上にそれぞれに多面性があったりするのが読み進むウチに段々と紐解かれていく展開自体は良いのだが、それらが複雑すぎるからなのか、紐解く過程に盛り上がなく、そして息子の失踪事件とも絡んでボリュームだけは増していってて読んでてちょっとしんどいかと。。。
確かに、これだけ複雑に絡み合ったものを整理し、分かり易く表現しているのは間違いないと思うので、その文章力や表現力は有した作家なのは分かった!
そして、独自の空気感を醸し出すことのできる作家だという事も。
ただ、それが肌にちょっと合わなかっただけなのかもしれないが、大賞受賞となった選考理由がイマイチ納得できない感じで…
内容面でも行方不明となった息子の文彦が見つかるシーンがあまりにも唐突すぎて、意外性はあるものの、もう少し前段階での伏線があっても良かったんじゃないかと思ってしまう。
…等々と、最後に至るまでなんとなく腑に落ちない展開だった。
とは言え、そんな異色を放つ世界観の中において服部父娘の存在が程良いバランスを取っていたように思うので、複雑な人間関係も含め、これらのバランスが意図して創られた空気感だったのであれば、全く違った空気感を有した作品ってものも試してみたいものだ。。。
読書の軌跡
138ページ | 2011/10/26 00:36:55 |
220ページ | 2011/10/27 01:09:53 |
310ページ | 2011/10/28 00:47:58 |
406ページ | 2011/10/29 01:12:21 |
495ページ | 2011/11/01 01:10:10 |
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