銀河鉄道の夜 [305回参照されました]
ウルトラあきらさん がこの本を手に取りました。ウルトラあきらさんは、これまでに139冊の本を読み、33,137ページをめくりました。
本の紹介
100% [全276ページ]
状態 読み終わった!
2011/09/15 01:58:34更新
著者 宮沢 賢治 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
宮沢賢治の作品は初めてだったけどおもしろかった。あとで解説を見て妹をどれくらい大切にしていたかがわかって作品の生と死の投影がより感じられました。個人的に武田鉄矢さんの鑑賞もわかりやすく良かったです。
やまなし:童話。父蟹が兄弟蟹を保護し安全な場所に行こうという優しさが可愛かったです。
いちょうの実:名前は忘れたけど一時大反響あった絵本のお話にそっくり。こっちの話が時代的に本家だと思うけど。切ないお話です。やはり別れと言うのはどれも切ないものだなと思いました。
よだかの星:武田鉄矢さんの鑑賞も読んで尚更このお話にでてくるよだかは可哀想だけど最後は星になるというなんともいえない決心のようなものを感じました。
ひかりの素足:生と死の話。これは宮沢賢治の妹と自分を投影していると思いました。途中の地獄の場面はとても読んでいて怖かったです。そして個人的にハッピーエンドでないのが残念。
風の又三郎:不思議な又三郎。風のように来て風のように去っていく。短い間でも少年らしく皆で腕白に遊んでいるところがとても微笑ましかった。
銀河鉄道の夜:これも『ひかりの素足』と同じ印象。宮沢賢治の作品どちらかが死んでとちらかが生きるという作風が多いなと思いました。ジョバンニが最後ふっとカムパネルラの方をみたらもうそこにはカムパネルラがいなく、それに気付いたジョバンニが叫んで泣いたというところに宮沢賢治の妹が亡くなった時の気持ちが入っているのかなという印象を受けました。そしてこのお話は未完な気がしてなりません。まだまだジョバンニの現実と幻想の旅が始まりそうな印象がすごいありました。
読書の軌跡
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