しぶちん (新潮文庫) [511回参照されました]
taka_akiさん がこの本を手に取りました。taka_akiさんは、これまでに3,192冊の本を読み、940,386ページをめくりました。
本の紹介
100% [全228ページ]
状態 読み終わった!
2007/10/21 22:52:29更新
著者 山崎 豊子 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
久々に読みましたが、やっぱり、この方の文章好きです。こちらも短編集。
「船場狂い」大阪には「船場」と呼ばれる地域があって、そこはある種「格調高い」ところ。そこに憧れつづけた一人の女性を描いています。
「死亡記事」戦時中の新聞社の上司の死亡記事から、その人の人柄に思いを馳せる作品。
「持参金」「船場」の令嬢とお見合いすることになった商人の息子が奇怪に感じたこととは?サスペンスすね。
「しぶちん」まあ、けちんぼ、倹約家と言った意味のようで。ある商人の生涯を綴っています。
「遺留品」個人的には、これで泣きました。人柄の良い社長の遺留品。そして、その遺留品の意味することとは?
てな感じで、最初はちょっととっつきにくい感があったんですけど、最後の作品ではめちゃめちゃ引き込まれた訳で。
読書の軌跡
228ページ | 2007/10/21 22:01:29 |
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