ちくま文学の森 10巻とっておきの話 [82回参照されました]
schazzieさん がこの本を手に取りました。schazzieさんは、これまでに329冊の本を読み、124,618ページをめくりました。
本の紹介
100% [全537ページ]
状態 読み終わった!
2011/07/21 16:10:41更新
著者 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
古今東西のとっておきの話が詰まったアンソロジー。読んだきっかけはイタロ・カルヴィーノが入っていたからなのだが、どれも秀逸な短編で、久しぶりにいい文章を読んだという満足感がある。基本的には長い物語が好きだが、いい短編は無駄を削ぎ落とす潔さと作家の高度な技術を感じる。チェーホフ的な、日常生活を切り取ってそのまま投げ出しただけの短編が多い中、高度な技術を感じるいい短編にはめったにお目にかかれないが、この本はまさにそういういい短編がぎっしり詰まった本。作家たるもの技巧を凝らさなくてはならない…とはサマセット・モームの弁。
読書の軌跡
537ページ | 2011/07/21 16:10:41 |
コメント
コメントするにはログインが必要です。