保険契約の会計 [443回参照されました]
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本の紹介
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2022/03/11 22:57:23更新
著者 羽根佳祐 ブックリンクされた本
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読書の軌跡
7ページ | 2022/01/14 12:38:53 | 特に、監督会計に基づく保険契約に関する会計実務は「超保守主義」と評され、監督会計に基づく会計数値は保険会社の経済的実態を反映していないとの批判もあり、保険業界は会計情報を補完する経営指標の開示を進めてきた。 |
19ページ | 2022/01/14 15:22:25 | 保険契約会計の特徴としては保守的な会計処理が多々求められている点が挙げられる。この保守的な会計処理が保険契約会計に特異性をもたらし、ブラック・ボックス状態を招いた一因といえる。 |
53ページ | 2022/01/21 16:17:36 | ストックに焦点を当てて利益測定を行う資産負債アプローチでも、現金収支をアンカーとしたフロー計算に焦点を当てる収益費用アプローチと必ずしも二律背反の関係にあるわけでない。 |
95ページ | 2022/02/02 13:12:47 | 図表5-1は、IASC/IASB保険契約プロジェクトの変遷をまとめたものである。 |
96ページ | 2022/02/02 13:15:33 | 論点書の公表当時、IASCでは金融商品に関する包括的な基準策定を目指して組成されたJWG(Joint Working Group of Standard Setters)が、混合属性モデルを採用するIAS第39号「金融商品:認識及び測定」を置き換え、金融商品に対する全面公正価値会計の適用を審議していた。 |
98ページ | 2022/02/02 13:17:55 | 起草委員会は、保険契約者や保険監督当局の関心が保険会社の支払能力にあることを認めつつも、監督会計では保険契約者保護に重点を置くために資産・負債の測定において慎重性(保守主義)の概念を取り入れており、これは保守主義に否定的な概念フレームワークの定めと矛盾するとしている。 |
102ページ | 2022/02/04 10:39:57 | 2007DPは、リスク・マージンをリスクバッファー(安全割増)としてとらえる「鑑賞装置観(shock abdorber view)」を否定して、リスク・マージンをリスク負担の対価とみる「報酬観(compensation view)」を採用している。 |
114ページ | 2022/02/08 11:32:46 | IASC/IASB保険契約プロジェクトでは、繰延対応アプローチから資産負債測定アプローチへの転換、換言すればフローモデルからストックモデルへの転換が試みられたが、紆余曲折を経て最終的にはストックモデルからフローモデルへの揺り戻しに遭った。ただし、IFRS第17号はフローモデルに完全に回帰したわけではない。 |
119ページ | 2022/02/09 11:12:20 | FASBは、…リスク調整と契約サービスマージンとを区別せず(かつ、マージンを毎期再測定せず)、契約に関連する将来キャッシュインフローの現価から将来キャッシュアウトフローの現価を控除した額を単一マージン(single margin)として認識することを提案した。 |
166ページ | 2022/02/25 11:21:51 | 一定期間にわかたる収益認識は根本的には供給者の視点に立ったアプローチにならざるを得ず、顧客の視点を反映したものといえるのか疑わしい。 |
308ページ | 2022/03/11 22:57:23 |
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