疫病の世界史(下) [192回参照されました]
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本の紹介
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2022/01/13 09:38:28更新
著者 フランク・M・スノーデン ブックリンクされた本
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読書の軌跡
30ページ | 2022/01/03 07:52:07 | 結核と診断される患者の目に見える兆候のなかでも、とくに顕著なのは前進が瘦せ衰えること、胸とお腹も平らになること、腰が細くなること、首が力なく前に垂れること、肩甲骨がはっきりと出てくること、とされていた。そこで女性の衣服には、こうした兆候を模するのに役立つことが求められるようになった。夜会服は背中の開きがますます大きくなり、両肩を締めつけて肩甲骨を露出させ、まるで「翼が……体から生えてきて、いまにもそれを広げて飛び立ちそうな」風情をまとわせた。 |
55ページ | 2022/01/03 07:54:38 | 結核菌への人びとの恐怖はとどまることを知らず、教会でも聖餐杯の共有や、聖水を誰彼かまわず振りかけることへの抗議が起こった。同様に、水飲み場に金属コップを一個だけ置いて使わせることへの抗議行動や、ガラス製や金属製のカップを使いまわすアイスクリーム店の習慣に対する反対運動も起こった。 |
262ページ | 2022/01/09 22:09:54 | 「赤狩り」にも並ぶほどだったのが、同性愛者を標的にした「薄紫狩り」である。実際、マッカーシーとフーヴァーは、共産主義者と同性愛者がともに絡みあってアメリカの安全保障を脅かしていると考えていた。 |
344ページ | 2022/01/11 19:04:37 | 本来、エボラを封じ込め、撲滅するためのキャンペーンを主導する責任を負うのはWHOであるはずだった。しかし現実には、WHOがその立場にふさわしい働きをすることはなかった。 |
456ページ | 2022/01/13 09:38:28 |
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