仮想儀礼〈下〉 [164回参照されました]
ぼんぼんさん がこの本を手に取りました。ぼんぼんさんは、これまでに145冊の本を読み、49,132ページをめくりました。
本の紹介
100% [全445ページ]
状態 読み終わった!
2009/08/16 23:46:51更新
著者 篠田 節子 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
なんかもう・・・もう・・・
ずっと「やめてくれぇ・・・もうやめてくれぇ・・・」って冷や汗かきながら読んでいました。
人間の業というのか、脆さというのか。
ほんとに怖かった。
金儲けの目的で、にせ新興宗教を立ち上げ、人を騙していく主人公。
上巻は何もかも順調にいきすぎて、「ほんとにこんなにチョロいものなのかなぁ?」と半信半疑で読み進めていったのだけれど、この「チョロい」という感覚が最大の罠だったなんて・・・。
人の心というものがもっと強くできていれば、きっと宗教や信仰がここまで世界に影響を与えるものにはならなかったのかもしれないな。
信仰が金を生む。信仰が、人を人でなくさせる。
底なし沼のような小説でした。こわい。。。
読書の軌跡
86ページ | 2009/08/14 01:38:45 |
197ページ | 2009/08/15 01:17:31 |
316ページ | 2009/08/16 01:11:49 |
445ページ | 2009/08/16 23:46:51 |
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