この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ) [79回参照されました]
ぼんぼんさん がこの本を手に取りました。ぼんぼんさんは、これまでに145冊の本を読み、49,132ページをめくりました。
本の紹介
100% [全208ページ]
状態 読み終わった!
2009/06/25 00:06:53更新
著者 西原 理恵子 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
サイバラの本はどれも好きで、よく読み返したりしているのですが、これは「カネ」を入り口に展開される人生論、サイバラ作品の集大成みたいだな。と感じました。
月並みな感想だけど、希望を見つけた。というか。
力強く背中を押された。というか。
バイタリティのかたまり。みっともないのがかっこいい。
サイバラ作品を読んだ後のこの感じを今回も味わいました。
ローティーン向けに書かれた本だけど、大人の自分が読んでもちょっと耳が痛かったり、納得したり。
今まで自分の金銭感覚の緩さに何度もアイタタタ・・・と後悔してきたけれど、私はお金のその先にある「生きていく」っていうことや「幸せ」について充分に実感できていなかったんだなって思いました。
だから何度も後悔しても、喉元を過ぎれば同じような事を繰り返してしまう。
人生はうまくいかないことや失敗の繰り返し。
でも、そこからどう切り返すか、自分なりの次の一手が肝心。
「痛いはダイヤモンド」って言葉が出てきて、わたしはそれに一番感動したのだけれど、人生で躓いた時にそう思えるには、やっぱり余裕も必要で。
自分で働いて手に入れたお金や経験が、自分や家族を救ってくれる。
負の連鎖を断ち切るのも、希望を見失わないでいられるのも、全部自分でつかんだものがあればこそ。
単純にお金だけじゃなくて、経験や心や環境、人間関係・・・ぜーんぶひっくるめて財産なんだ。
そんな原点に立ち返らせてくれた本でした。
読書の軌跡
29ページ | 2009/06/24 09:35:19 |
208ページ | 2009/06/25 00:06:53 |
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