ひとが生まれる―五人の日本人の肖像 (ちくま少年図書館 19) [97回参照されました]
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本の紹介
100% [全246ページ]
状態 読み終わった!
2017/02/28 10:56:29更新
著者 鶴見 俊輔 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
結構ディープな内容で
驚かされることでしょう。
なにせ、ある無戸籍の女性の生まれてから
死ぬまでの人生は壮絶も壮絶だからです。
結局、こういう極限の状況で
頼りになるのは自分ひとりだけなのです。
実の親にも頼ることができない…
たといそこにパートナーがいても
一人ぼっちなのです。
彼女は結局、自殺でその人生を終えました。
望みもしなく不条理に生きなければならなかった彼女。
それが苦労続きだったのは想像に難くないことでしょう。
そして最後の戦争に赴いたものの
本当に短い文章。
彼にとって、死は何を意味したのでしょう。
本文中には恐怖は見出せませんが
きっときっと、得体の知れない死というものは
恐怖だったに違いありません。
読書の軌跡
70ページ | 2017/02/27 22:28:38 |
165ページ | 2017/02/28 10:18:15 |
246ページ | 2017/02/28 10:56:29 |
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