山本周五郎長篇小説全集 第十六巻 明和絵暦 [791回参照されました]
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本の紹介
100% [全533ページ]
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2017/02/04 08:37:36更新
著者 山本 周五郎 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
江戸時代中期の儒学者である山県大弍の明和事件を中心に、時代の人々を描いた時代小説。主人公は山県ではなく、上野国小幡藩の若者で、滅法剣術の腕が立つ。山県の思想を奉ずる尊王派、お家大事派、藩の実権を握りたい派が入り乱れ、そこに女性が絡んだ活劇である。どの派の人にも共感はできないが、この時代の人々がこの様に考えたのだろうなと、この時代を懸命に生きようとした人々が目に浮かぶようだ。この作品はあまり評価されていないようだが、正雪記などとの共通点が見えて、とても面白い。
読書の軌跡
533ページ | 2017/02/04 08:37:36 | 明和事件の山県大弍の話だと思うと間違う |
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