椿の海の記 (河出文庫) [103回参照されました]
miyanさん がこの本を手に取りました。miyanさんは、これまでに1,907冊の本を読み、591,607ページをめくりました。
本の紹介
100% [全320ページ]
状態 読み終わった!
2016/09/26 23:06:15更新
著者 石牟礼 道子 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
あとがきで、ある作家の方はこの本を
評価しがたい、といっていました。
まさにそうなのかもしれません。
まるで、夢の中をそのままさ迷い歩いているような
不思議な作品です。
まさしく著者の自伝的な作品でしょう。
古臭い、と思ってしまいますが
そんなことはありません。
よく読んでみると今でも差別が根強い
ある業種が出てきます。
はっきり言ってしまえば、今よりも
昔のほうがそういう人たちの
風当たりはきついものがありました。
物のように扱われ、
挙句はまだ少女のぽんたが死んでも
葬式すらあげてもらえないのです。
それがどれほど悲しいことか…
ちなみにここではまだあの企業は牙をむいてはいません。
ただし、ここでは触れられないものの
後にそういうことがあったことだけは記述してあります。
読書の軌跡
62ページ | 2016/09/24 23:48:09 |
169ページ | 2016/09/25 23:30:49 |
320ページ | 2016/09/26 23:06:15 |
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