残り全部バケーション (集英社文庫) [243回参照されました]
とくこさん がこの本を手に取りました。とくこさんは、これまでに46冊の本を読み、11,505ページをめくりました。
本の紹介
100% [全302ページ]
状態 読み終わった!
2016/02/19 01:31:46更新
著者 伊坂 幸太郎 ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
「この小説読んでいる間はいろんな嫌なことを忘れられますように」という作者直筆のPOPに撃ちぬかれて購入。
岡田と溝口。
二人の裏稼業下請けコンビが物語を一本にまとめる。
「タキオン作戦」の爽快感。
ラストの名言はしないけどハッピーエンドと確信を持てる感じ、いいな。
気分転換に丁度いい一冊。
読書の軌跡
37ページ | 2016/02/14 23:02:16 | 会話が止まった。居心地は悪くない。ゆらゆらと風で震える湖面と、俺の心の揺れはどこか共振しているようで、小動物が立てる寝息のような揺れしかない。穏やかで、心地好い。 |
57ページ | 2016/02/14 23:26:43 | 母がふと、「さっき、岡田さんが言っていた言葉、よかったよね」と洩らした。 「どの言葉?」 「レバーをドライブに入れておけば勝手に前に進む、って」 わたしは、彼女の横顔に目をやる。 「なんか、気が楽にならない?気負わなくたって、自然と前には進んでいくんだよ」 そうかなあ、とわたしは堪えながらも、自分の身体についているはずの、見えないレバーをドライブに入れてみる。 |
249ページ | 2016/02/18 00:37:42 | 「岡田さんですか」溝口さんは、岡田さんの話をする時、決まって、泣きべそをかく子供のような顔つきになる。 |
302ページ | 2016/02/19 01:31:46 |
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