カンガル-日和 (講談社文庫) [302回参照されました]
とくこさん がこの本を手に取りました。とくこさんは、これまでに46冊の本を読み、11,505ページをめくりました。
本の紹介
100% [全252ページ]
状態 読み終わった!
2015/08/02 12:28:38更新
著者 村上 春樹 ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
薄口、中濃、特濃、好きな村上春樹を選んでね。
という感じの、振れない村上春樹節の中の色々を感じられる一冊。
「タクシーに乗った吸血鬼」「バード・バカラックはお好き?」「サウスベイ・ストラット」が好みだった。
「あしか祭り」「かいつぶり」「図書館奇譚」までいくともぞもぞする。
10ページ前後の短編はどれもテンポが良くて良い意味で後を引かずにトントン読み進められる。
村上春樹は短編が良いよと言われた意味が分かりました。
読書の軌跡
54ページ | 2015/07/26 15:14:59 | しかし母なる偶然の導くところによって、僕が小説を書き、彼は旅行代理店に勤務している。そしてオリオン座は今日も輝いている。 |
96ページ | 2015/07/29 08:05:26 | 世の中というのは奇妙な場所です。僕が本当に求めているのはごくあたりまえのハンバーグ・ステーキなのに、それがある時にはパイナップル抜きのハワイ風ハンバーグ・ステーキという形でしかもたらされないのです。 |
107ページ | 2015/07/29 22:16:48 | 僕は二日の休暇を取り、ホテルの部屋を予約する。なんだか体の半分ぁ透きとおってしまったような不思議な気持だ。 |
133ページ | 2015/07/29 22:51:04 | 僕は三十二で彼女は十八で……、と考えると、どうしてもうんざりしてしまう。僕はまだ三十二で、彼女はもう十八……これでいいのだ。 |
208ページ | 2015/08/02 11:20:42 | なんだって僕はこう自分の思いとは逆のことを言ったりやったりしてしまうんだろう。 |
208ページ | 2015/08/02 12:27:50 |
252ページ | 2015/08/02 12:28:38 |
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