姑獲鳥(うぶめ)の夏 (KODANSHA NOVELS) [227回参照されました]
とくこさん がこの本を手に取りました。とくこさんは、これまでに46冊の本を読み、11,505ページをめくりました。
本の紹介
100% [全430ページ]
状態 読み終わった!
2014/03/13 16:28:18更新
著者 京極 夏彦 ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
数年前に借りてずっと放置してたものをやっと読み始めた。初っ端の薀蓄から何から、無駄なものはなく、きちんとラストに向かっている。
後半の怒涛の伏線回収は読んでいて気持ち良くて惹き込まれてしまった。
結構超展開というか、要素だけ取るとチープな真相でも論理的な説明と、そこに至るまでの強固な地盤を固められているので納得してしまった。
ミステリというのは少し違うかな。
長い薀蓄も、今まで当たり前だと思っていた思考を組み直されるようで、こんがらがりながらも楽しく京極堂に憑き物落としされていく感覚を楽しめた。
最後までぼかされた涼子と関口くんの関係だったけど、私は関口はやってないと思った。
もしやっていたのだとしたら、関口くんの涼子に抱く神聖さみたいな物の説明がつかない。
他の方のレビューで言及されていたように、夢が真相を物語っていたのだと思う。
読書の軌跡
62ページ | 2014/02/25 18:19:36 | ここにきてやっと話が動いてきた…長かった。面白いけど。 |
130ページ | 2014/02/28 14:04:42 | 私はヤミ市が嫌いだった。無秩序。どやどやした大勢の、粗野で乱暴な声。混沌の中での圧倒的な自己主張。生きる力強さ。皆、私の嫌いなものだった。 |
232ページ | 2014/03/02 18:40:41 |
232ページ | 2014/03/02 18:44:33 | 人物が出揃ってきた時のわくわく。 |
289ページ | 2014/03/12 16:01:51 | 「僕はね、関口。自分の関わることで人が死んだり、傷ついたりするのはまっぴら御免なんだ。特にこんな馬鹿らしい事件は、放っておいても勝手に終わるよ」 |
430ページ | 2014/03/13 16:28:18 |
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