「不安」の手放し方: 感情的「思いこみ」を捨てる (知的生きかた文庫) [245回参照されました]
くろさん がこの本を手に取りました。くろさんは、これまでに369冊の本を読み、96,234ページをめくりました。
本の紹介
100% [全256ページ]
状態 読み終わった!
2013/11/09 10:32:29更新
著者 加藤 諦三 ブックリンクされた本
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未評価感想
く何でもないことをしているのに、自分がすごいことをしているようなきもちになっている人がいる。だから自分のしていることに皆が注目しないのが許せなくなる。
自分の話がどのくらい重要であるかということを考えるゆとりがない。
現実の自分を現実の他人が、それほど注目してくれるわけではない。それが許せない。
普通に扱われたことを、軽く扱われたと感じた。
神経症的要求の特徴の一つは、非現実的なことである。
全て物事は、自分に都合よくて当たり前、と思っている。
神経症的要求を持っている人は、相手にとって自分がどのような位置にある存在かということがわからない。
心の底にどうしても認めたくない感情がある。
自分に適さないもの、自分にできないことをしようとする緊張をかなぐり捨ててしまえば、以前の最高だった時よりもっとうまくできる。
実際の自分にとってという視点が抜けている。
実際の自分の実力や限界が見えていなければ、世の中全体に不満になる。
その会社にとって必要な役割を演じる。
実際の自分を過大評価している限り、不満はなくならない。
自分にできることをすることに関心がいくのでははく、自分を理想的に見せることに関心がいく。
自分がどれだけ苦労したかということと相手がどれだけ喜ぶかということは、関係がない。
自分を不満にしているのは、相手の欠点ではなく、自分の基本的欲求が満たされてないこと。
相手の欠点も長所も認識する。相手を全体として見る。
人は完璧でなくても愛される。
自分で自分をコントロールできないのは、無意識にある感情に支配されているから。
自分を守ることに精一杯で、その言葉の影響を考えるゆとりがない。
せっかく持っている能力を使わないで、持っていない能力にこだわる。
楽天的な人の感じ方と、自分の感じ方とどこが違うかを、よくみつめる。
生きるのが苦しそうな人をよく観察する。その人の感じ方の特徴は何かを、よく見る。
彼が自分以外の自分である限り、どのような成功も、彼を安心させることはない。不安から自分を守るために成功を求めた者は、たとえ成功しても楽しめない。
自分を過大評価するから、人間関係で不満になる。
相手の立場から見て、自分はどのような位置にいるか、それが理解できないために不満になる。
こんなにしてあげているのに、と不満になったときには、一度自分と相手が求めているものは違うのではないかと、反省してみる。
妙なポーカーフェイスをする人は、相手にもその可能性を考えてしまう。その分考える量が増える。
社長に会おうとするよりも、いま自分が無理をしないでできることは何かと考えることのほうが大切。
自分がすでに得ている財産では、その人は幸福を感じられない。自分がまだ得ていない財産で不幸になる。
心理的に健康な人は、自分に欠けているものは欠けていると認めると同時に、どんな逆境でも自分にあるものを見失わない。
人生の諸問題を情緒の成熟ではなしに、外側の体裁で乗り切ろうとするから、心配は尽きない。
自分の持っている信じがたいほどの資産に自分の注意を集中していれば、私たちは陽気になれる。
限りなくある相手の長所にもかかわらず、相手の些細な短所で激怒する自分の心の中にある、抑圧された敵意に自分で気づくことが大切である。
人のことが気になって仕方がないということの根本の原因である心の葛藤や不安をそのままにして、結果としての人が気になるということを直そうとしても、それは無理。
心がふれあうこと、そのことが心理的安全なのである。
この世のもの全てを持つということはないのだから、どこまでいっても欠けているものは出てくる。
自分が人に世話をされるのを当たり前と考えている。
ゲストでありつづけようとするな。
自分にだけなにか特別いいことがあるのを待っている。
人と同じ基準で評価されることを避けるために、あえて変わり者でいようとする。それは、自分を守ろうとしている。
相手を理解できないということは、相手の心にふれていないということ。
自分の要求を正義の名のもとに強制するのは、すでにとこか心が病んでいる。
意図したとおりにうまくいかないのは、自分だけであると勘違いする。
一度神経症的な要求に固執することで、自分を守るということを身につけてしまうと、なかなか抜けられない。
読書の軌跡
256ページ | 2013/11/09 10:32:29 |
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