ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) [138回参照されました]
kyokoさん がこの本を手に取りました。kyokoさんは、これまでに14冊の本を読み、4,226ページをめくりました。
本の紹介
100% [全318ページ]
状態 読み終わった!
2013/10/01 19:19:58更新
著者 窪 美澄 ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
生臭い、泥臭い、なのにどこか爽やかな物語です。
大賞を幾つも取ってるだけに面白いのは確かです。
人の人生のようにスッキリしない、そんな感じがこの本の面白さでしょう。
高校生男子と主婦のコスプレ不倫変態セックスの場面から始まり
リレー形式で主人公が変わり、回想しながら時間軸が未来へと進んで行くショートストーリの映画でも見る感じの小説です。
リレー形式で主人公が変わりますが、視点が変わると人物の印象ががらりと変わって驚きます。
人生の陰に隠された過去の傷が、彼(彼女)も人也ってのをよく表現されている思います。
高校生の子供から大人に成長していく、成長物語がテーマの一つ
だと感じたのですが、高校生時代をキーワードとしてその後を繋いでいく感じは、この物語では重要な感じが致しました。
生きるって綺麗ごとだけじゃないし、男の性、女の性・・・性欲も物欲も人はあるのだし、間違え、傷つけ、傷ついても、それでも共に生きて行く、人の強さも描かれています。
読書の軌跡
318ページ | 2013/10/01 19:19:58 |
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