「不機嫌」になる心理―生きることが楽しくなる“心”の持ち方 (PHP文庫) [165回参照されました]
くろさん がこの本を手に取りました。くろさんは、これまでに369冊の本を読み、96,234ページをめくりました。
本の紹介
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2013/09/30 14:04:16更新
著者 加藤 諦三 ブックリンクされた本
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自分がどのくらい自分を嫌っているかを意識化する。
恐れているが故に怒りを表現できない。閉じ込められた怒りが不機嫌。
不安から自分を守りたければ、自分は自分にどのような感情を隠しているのだろうかと反省する。
従順な人に必要なのは、君は何も悪くないとハッキリいってくれる人である。
人は不安になると相手にしがみつき、相手に非現実的な要求をし始める。
他人の好意を当たり前と考えない。
自分は特別。
全ての人にはそれぞれ自分に適した場所というのがある。自分を理解する。
人間はもっと自然の摂理を理解すれば、幸福になれる。不自然にウサギがライオンになろうとするから不幸が生まれる。
ある体験が時間的推移に従ってどのように心を通り抜けていくか、あるいは通り抜けることなしに心に留まるかは、その人の性格によって決まる。
失敗から受ける失望の大きさは人によって異なる。
自分のあるべき姿にばかり気をとられて、その非現実的な目標に向かって無駄なエネルギーを使い、結局、何事も成し得ない。
先ず初めに決めつけありき。これが神経症者の特徴。
自分は無力性性格者なところが多分にある。それであるなら、そのような自分が生きていくにはどのような生き方が賢明か。
現実の自分に気がつくということは悲しいことであるが、新しい喜びの出発でもある。
自分が他人に奉仕するなどということは考えられない。その代わり他人が自分に奉仕しないといって烈火のごとく怒り出す。
他人には他人の望みがあり、必要があり、生活があるということがどうしてもわからない。自分の欲求だけがこの世の唯一の現実なのである。
相手と心を通わせる喜びよりも、自分はこんなにすごいのだとか、自分に皆が注目してくれるとか、自分に皆が同情してくれるとか、そんなことが大切なのである。実際の自分を受け入れ、実際の相手を受け入れ、そして心を通わせて生きていくということができない。人と人との心のつながりの喜びを経験できないでいる。仲間というのがいない。
完璧であろうとするほど緊張し、ストレスは強くなる。
神になることより、美しさを味わえる人間になろうとすることの方が、悩みを解決してくれる。
嫌われるのが恐くて、他人の不当な取り扱いに対して抗議しないで、逆にご機嫌をとっていると、自分では気づかなくても自分の中に怒りがたまってくる。
誠意のある人も、ずるい人も、全ての人が自分の是認の欲求の供給源として、同じように重要に見えてしまう。
読書の軌跡
218ページ | 2013/09/30 14:04:16 |
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