「大人になりきれない人」の心理 (PHP文庫) [80回参照されました]
くろさん がこの本を手に取りました。くろさんは、これまでに369冊の本を読み、96,234ページをめくりました。
本の紹介
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2013/09/02 10:16:30更新
著者 加藤 諦三 ブックリンクされた本
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小さい頃、泥んこ遊びをしたいだけすれば、泥んこ遊びは卒業していく。
人は、自分がしたいことをした時に他人のわがままを許す。しかし、それを我慢させられた人は、他人のわがままを許さない。
小さい頃には仲間と群れて遊び、社会性を身につけなければならない。
人は、自分がその年齢ですることをきちんとすることで、次の人生を生きる土台を築くことができる。
対処能力を取り戻すためには、自分で考え、自分で行動する。すぐ専門家に頼らない。
自分の本性を否定して真面目を装っている人は、徳の人ではない。真に徳の人は、自己実現をしてきている人である。
人が何と言っても、もう自分が絶対にやりたいことをやったという体験がない。
これだけやって、これだけ愛情を尽くしてやった相手が、この言葉を聞き入れてくりなかったとしても、私はもう後悔しないという関係がない。
許したからと言って心の傷は残っている。心の傷が残っている以上、自分が心優しい姑にはなれない。
五歳児の大人には、目玉焼きとハンバーグの愛。
人間の幸せにとって重大なのは、何を体験するかということと同時に、その体験をその人がどう感じるかということなのである。
心理的成長に幸不幸が影響する。
挫折の原因は、若い頃からの積み残しである。
不安に耐えることでエネルギーを消耗する。
立派だと信じていた自分たちの家庭に問題があったということを認めることである。次に、そのつけを黙々と払い続けることである。
脳の活動の結果が心の世界である。
今自分のしていることが、十年後にどういう結果をもたらすかを考えて生きる。
親愛的ラポールなしにいけませんと言われる時に、子供に怒りが出る。
普段使っている言葉の意味を、五感と共に教えるのが心の教育である。
食べることと一緒になった楽しいという感覚を子供に教えていない。
自分の目的を持って生きる。
同じ生き方が、ある人には必死で生きなければならないほど辛い生活であり、別の人には、極めて自然な生活なのである。
母親と二人で遊びたい時に、外の集団に出ていかされるようなもの。
エゴイストであることが自然な時期に、人に与えることは、辛い。
愛を身体で知っていないと成長は難しい。人は愛を頭で知っていてもダメ。
p137、後半。愛情飢餓感に安らぎを与え、憎しみの感情のはけ口を作ってあげる。立場を罪悪感無しに捨てさせてあげる。
人の幸せの原点は、情緒的に成熟した親を持つことである。
近親相姦的願望を満たさないでおいて、子供に前向きになれと言うのは、言う方が無理なのである。
子供の時の不利で、満たされない体験は、人格形成を決定付けない。
今日一日をきちんと生きているうちに、やがて自分の才能に気がつき、効果的な才能の使い方も分かってくる。
楽しくできる趣味を見つける。
幸せになる能力とは、ほかならぬ自分を尊敬することであり、愛する能力である。
食べ物をしっかり摂取し、興味から出発し、さまざまなものに触れる体験をする。
欠けていることに注意がいくから不満になるのではない。不満だから欠けているところに注意がいってしまう。
五歳児のあなたは、何度も今に生きると書くのだ。
ひざまずいて私の憎しみを取り去って下さいと天に祈る。
今日は人から何をしてもらったかの日記をつける。
自分は何を求めているか、何に困っているかを知る。
読書の軌跡
234ページ | 2013/09/02 10:16:30 |
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