たくましい人 (PHP文庫) [83回参照されました]
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本の紹介
100% [全333ページ]
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2013/08/14 19:01:09更新
著者 加藤 諦三 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
世の中には色々な価値観の人がいる。
中傷の狙いは、相手に色々と憶測をさせ、心理的に追い詰めることにある。
欲求不満の人は嫌がらせが生き甲斐。
トラブルは起きるものだと覚悟する。
慎重にしたらトラブルは起きないなどということはない。
生きている以上人間関係災害は常に起きる。
この世の中で平穏無事に生きることなど不可能。
誠実で優しいから人間関係のトラブルが起きる。しかし、優しくなければ生きている意味がない。
相手のあら探しをして相手を痛めつけて心を癒している人は沢山いる。
騙されたことのないと自慢する人には近づかない。
動機混合とは、相手の行動の動機を、自分が同じようなことをする時の動機と同じだと解釈する。
正しく生きててもトラブルが起きる時は起きる。
トラブルで人間が磨かれる。
トラブルは先を見て、時間をかけて解決する。
親の介護は人生の答えを教えてくれる。
何か嫌なことがあったら、
試しに今が一番良いと思って見る。
トラブルが起きた時には誰が真犯人かを見極める。
あなたを本当に追い詰めているのは、あなたには直接危害を加えている人ではないかもしれない。
痛めつけられて、はじめて弱者の気持ちがわかる。
たくましくなるためには、助けを求める依存心を断ち切らなければならない。
机上の勉強だけではたくましくなれない。世俗の世の中で辛酸を嘗め尽くしてたくましい人になっていく。
利己主義のいいなりにならないで、自分を守る戦いをすることは自分を向上させることである。
苦労して強くなることが、財産や学歴などよりはるかに力になる。
金を騙し取られた事実よりも、その事で腹を立てることのほうが地獄。
嫌な事から目をそらさないということがストレスを本質的に解消するためのポイントである。
気を失いそうな悔しさに耐えて、人はたくましくなっていく。
たくましくなる以外に現実の世界の中で生きる方法はない。
芙蓉の事は、あの程度の出来事でしかなかったのかもしれない。
そして俺はあの程度の出来事も耐える事ができなくて、逃げ出した。
あのトラブルは乗り越えるべきトラブルであった。
しかしどうやって…
心の底では、お互いに嫌いだとしりながら、付き合う。それが真の孤独に耐えるという事である。
幼児的願望があればたくましい人にはなれない。
故意に対立を作り、自分の悪巧みを隠す人がいる。
ずるい人と関わらないで生きて行こうとすれば山の中で生活するか、死ぬしかない。
ヒステリー性格の人は他人の失脚を願って告げ口をする。
情緒的に成熟していれば、そのような人間と付き合う事はなかった。裏切られるのは、自らの情緒的未成熟のツケである。
起きてくるトラブルに一つ一つ対応していかなければいつか大きな破滅の時がくる。
イヤなことが立て続けに起きている時も、自分が幸運であった時を忘れないで、気持ちを落ち着けることができるようにすることが修行である。
現実の中で起きたトラブルに対して「解決に動く」、それが修行。
解決に動いても解決しないことがある。その時はどんなに悔しくてもただジッと我慢をしなければならない。
嫌がらせや苛めにあった時には、修行のチャスと考えて良い。
幸せな人は「何とかなる」という感覚を持っている。
自己評価を上げて、憎しみを緩和させる生き方をする。
会社でのストレスの増大は、会社以外の、上手くいっているはずの人間関係に影響を与える。
単に正しいというだけではこの世では生き残れない。ただしくてかつ強くなければ生きていかれない。
法律には限界がある。
人間が正気であるためには人とつながっていなければならない。
今の社会の心理構造では、強くなければ生き残れない。
自己評価は正面から自分の心を見つめて、そこに深い傷を見つける。小さい頃の心の底に持った「見捨てられる不安」を見つけることである。
健全な攻撃性は生きている証である。
人生全体を見て判断してくれる人はこと世の中にはいない。
世の中で最も多い殺人は、人を絶望感に追いやることである。
人は恨んでいるだけでエネルギーがなくなっていく。
死ぬまで働かされる人は、それなりの過去を持っている。
現実の世の中では誰も本当には助けてはくれない。
お人好しは、相手を見ないで好意を示すという愚を犯す。
普通ならストレスで病気になるところを病気にならないで乗り切る人がたくましい人である。
目的がないと憎しみに心が支配されてしまう。
鬱病の治療には運動もあれば、食事療法もある。
鬱病や対人恐怖症になった原因がわからない。それはそれまでの日々の中で積み重ねられた小さな事柄の集積だからである。小さなトラブルを解決してこなかったから。
じっと動かないでいると怖れもトラブルも大きななっていくだけである。
トラブルは避けたら大きくなる。
怒りに身を任せても事態は解決しない。
社会的に許される範囲で怒りを表現する。
利己主義者に振り回されないためには、騒ぎを恐れてはいけない。
たくましい人は感情をコントロールできる。
心身が強いからチャレンジをし、チャレンジをするから心身が強くなる。
やりがいのある仕事とみなせるのは、自信があるから。今まで乗り越えてきた体験から来る自信である。
話し合える親しい人がいなければストレスは高くなる。
実は本当に戦えばあなたはもの凄く強い人である。
気に入らないことに対して対処する知恵。
視点を変えることで自分の感情をコントロールする。
騙される人間の問題は、今までやるべきことをやってこなかったこと。
力つきそうになった時には、「これが自信を持つために通らなければならない道だ」と自分に言い聞かす。
自信のない人の人生は幸せではない。
トラブル解決することにエネルギーを使うようにする。
自分の力を信じて戦えば、神経症的解決とか復習的勝利ではなく、問題は真に解決する。
一日四回はイヤなことが起きる。
悪い人間関係を切っていく。最後には誰もいなくなっても良い。
人間関係のトラブルをなくそうとするとノイローゼになる。それは不可能なことをしようとしているからだ。
動くことは心理的ばかりではなく肉体的にも辛い。でも動いて解決に向かう。それしか生きる道はない。
悔しい気持ちを抑えてベストを選択する。
騙された時には、騙した人にばかり気を取られる。自分のために働いてくれる人もいるのだということを忘れてしまう。
迎合した時に自分に集まるものは質の悪いものばかりである。
迎合する人間と卑怯な人間は、どちらも質が悪い。
八方美人はやめる。
人間は成長し続ける。だから明日が悪くなるなんてことはない。明日は必ず良くなる。
人間関係のトラブルの時に大切なのは、相手をけしからんと思って、心理的にパニックになるのではなく、あるがままに現実を受け止める。そして必ずどうにかなると信じて、具体的に努力することである。
非現実的な期待をかけない。
当然できるんだと信じることが心理学上の鍵。
足を引っ張る人は、その人自体がうまくいってない。
俺が解決すると前向きになる。人に解決してもらおうとしない。
イヤな方向にエネルギーが向かいそうになったら、そのエネルギーを得意分野を伸ばす方向に向ける。
エネルギーは好きなことを見つけるのに使う。
人にみせるための生活にエネルギーを使わない。
好きな人を作る。
苦しい時、楽しかったことを口に出してみる。
突き落とされた位置が自分の実力。
自分の価値観からの実力だけが実力ではない。
トラブルメーカーに苦しめられて仕事ができなくなるのなら、そこがその人の社会の中での位置なのである。
読書の軌跡
333ページ | 2013/08/14 19:01:09 |
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