さがしもの (新潮文庫) [147回参照されました]
とくこさん がこの本を手に取りました。とくこさんは、これまでに46冊の本を読み、11,505ページをめくりました。
本の紹介
100% [全236ページ]
状態 読み終わった!
2013/07/12 13:04:59更新
著者 角田 光代 ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
本をキーワードにした短編が9編。
個人的には「ミツザワ書房」とあとがきエッセイが印象に残ってる。
短編集というより、こういう本との付き合い方っていいよね、という考えを物語の形にした感じ。再読をするような話が多くて、作者は読書の面白さをそこに見出しているんだなと思った。私は再読よりも今はもっとたくさん、色んな本が読みたいという気持ちが強いのであまり共感には繋がらなかったけど、読後はやたら本を読みたくなる。
あと、本にサイン書いて古本屋に売りに行きたくなる。
読書の軌跡
38ページ | 2013/07/05 12:49:08 |
73ページ | 2013/07/05 15:54:27 | 本を読まない人を好きなの?さらに私は訊いた。混乱して、そんな馬鹿みたいな質問しか思いつかなかったのだ。そうしてかなしいことに、混乱しながらも、少しでもその見知らぬ女より優位に立とうとしていた。 |
87ページ | 2013/07/05 16:11:38 |
155ページ | 2013/07/06 17:03:06 | 自分の言葉で、自分自身の言葉だけで、何かを言えないものか。拙くてもいい、饒舌でなくともいい、何か、何かないか。自分の言葉を捜すようにぼくは文字を書き連ね続けた。 |
164ページ | 2013/07/06 17:12:21 | 『だってあんた、開くだけでどこへでも連れてってくれるものなんか、本しかないだろう』 |
166ページ | 2013/07/07 01:47:53 |
228ページ | 2013/07/09 13:53:43 | もしこの本が世界に存在しなかったら、いったいどうしていただろう。世界はなんにも変わっちゃいないだろうが、けれど、この本がなかったら、その本に出合えなかったら、確実に、私の見る世界には一色足りないまんまだろう。だからこの本があってよかった。助かった。 |
236ページ | 2013/07/12 13:04:59 |
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