策謀 (警視庁追跡捜査係) [317回参照されました]
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本の紹介
100% [全424ページ]
状態 読み終わった!
2011/03/04 01:14:12更新
著者 堂場瞬一 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
前作同様にタイプの異なる刑事がそれぞれの事件を追っていき、最後に2つの事件が絡み合って「交錯」するといったシリーズパターンではあるものの、この基本フォーマットに乗っ取りながらも各々のキャラクターは立っているし、ストーリーの運びが面白いしで期待通りの作品。
特に、最初からどこかで2つの事件が絡み合うのは読めてても、どのように交錯していくのかを自分なりに推測しながら読み進められる面白さがあった。
ストーリー的にも単なる犯人探しと言うよりも容疑者である船田の心情に迫り、如何に事件の核心に迫れるのかといった展開で、行動派の沖田と頭脳派の西川とがそれぞれに違った進め方で解き明かしていく展開には引き込まれた。
ただ、前作程に沖田と西川が反発し合う事がなくなり、ある程度の信頼関係を築いた者同士の表面的な口喧嘩レベルになっているのはワザとなんだろうか?
なんか前作より各々の性格も似通った部分が出てきたし…。
シリーズ物として今後も続くのなら、もう少し前作の関係から今回のような信頼関係になるまでの経緯が間にあっても良かった気がする。
そして今回のタイトルも二文字熟語で「策謀」ときたが、前作の「交錯」程はしっくりこなかった。これは期待値が高かったからかもしれないが、むしろこれなら「交錯Ⅱ」でも良かったんじゃないかと…。
まぁ、新しいキャラクターも出てきたし、沖田のプライベートの進展などまだまだ楽しみ所があるシリーズなので長い目で3作目を待とう。。。
読書の軌跡
108ページ | 2011/02/26 01:56:45 |
211ページ | 2011/03/01 23:54:35 |
316ページ | 2011/03/03 00:02:46 |
424ページ | 2011/03/04 01:14:12 |
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