家守綺譚 (新潮文庫) [234回参照されました]
ぼんぼんさん がこの本を手に取りました。ぼんぼんさんは、これまでに145冊の本を読み、49,132ページをめくりました。
本の紹介
100% [全205ページ]
状態 読み終わった!
2008/07/30 22:50:42更新
著者 梨木 香歩 ブックリンクされた本
評価
★★★★★感想
美しい日本語で描かれた美しい物語をよみました。
綿貫の目を通してみる世界は美しかった。色にあふれて優しかった。
自分の周りの世界を大切にする事。相手に寄り添い、耳を傾ける事。世界を知るということは、こっから始まるんだなと思いました。
この小説の姉妹編(?)『村田エフェンディ滞土録』の村田は、外の世界に出て、自分や自分を取り巻く世界を知った。この小説の主人公・綿貫は、半径数メートルの世界に耳を傾けることで、自分の心の中に答えを見つけた。ベクトルは違うけれど、どっちも真理というか。忘れがちだけれどね。。
静かな物語の中に流れる矜持みたいなものを感じました。
大切なもの、受け取りました!
読書の軌跡
59ページ | 2008/07/29 10:13:41 |
205ページ | 2008/07/30 22:40:15 |
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