獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫) [234回参照されました]
jah_yomouさん がこの本を手に取りました。jah_yomouさんは、これまでに39冊の本を読み、13,193ページをめくりました。
本の紹介
100% [全488ページ]
状態 読み終わった!
2010/08/29 14:27:24更新
著者 上橋 菜穂子 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
世界観を丁寧に作り込んだ正統派ファンタジー小説。
作品始まりの文体やストーリー展開からは、アルプスの少女ハイジや母をたずねて三千里、または赤毛のアンといった名作を彷彿させる、雄大な野性味と人間のふれあいにときめきを感じる。物語が進むにつれ、終末歴史観を背景とした社会と人々の思惑の連鎖、再動に翻弄される少女の運命に夢中になる。架空の獣たちと人との繋がりを通じて、様々な都合や欲望によって矛盾する社会の中で生きる厳しさと希望を伝えてくれるお話。
NHKでアニメ化されるだけに子供にも伝え読ませたくなる安心感をもつ作品。そして、一級のエンターテイメントだけに大人は一気に読み切り!です。
読書の軌跡
488ページ | 2010/08/29 14:27:24 |
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