実朝考―ホモ・レリギオーズスの文学 (1977年) (河出文芸選書) [211回参照されました]
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本の紹介
100% [全214ページ]
状態 読み終わった!
2012/01/28 23:49:59更新
著者 中野 孝次 ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
ドイツ文学者中野孝次の最初の著書、源実朝論。戦時中プロパガンダに使われた「君に二心わがあらめやも」の歌から入る導入は、そうした経験のない我々にとっては想像が難しい。「源家の貴種」としての存在価値のあった時代。和田の戦を経て存在価値を無くした「晩年」。それぞれに作られたと思われる歌が解説、いや感想が述べられている。氏の実朝感は、「行動人のなかに舞い降りた天使」であり、また京の御所にも属さない彼だからこそあんな素晴らしい歌が歌えたのだろう。やはり実朝の歌は素晴らしい。
読書の軌跡
74ページ | 2012/01/14 00:38:47 | 貴族との結婚は実朝の意思か、北条の意思か |
214ページ | 2012/01/28 23:49:59 |
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