谷崎潤一郎マゾヒズム小説集 (集英社文庫) [307回参照されました]
たむさん がこの本を手に取りました。たむさんは、これまでに10冊の本を読み、3,609ページをめくりました。
本の紹介
100% [全232ページ]
状態 読み終わった!
2012/01/06 06:07:49更新
著者 谷崎 潤一郎 ブックリンクされた本
-評価
★★★☆☆感想
再読。マゾヒズムについて、四方八方から描いてるわりに、肉欲的な厭らしさは感じさせない。
いじめられたがりの哀れっぽさ全開だった。
谷崎先生、大真面目に、あーでもないこーでもないと、マゾについて考えたんだろうな。
わたしはM属性ついてないので、初めて読んだときは、胃もたれを起こしたけど、二周目ともなると耐性がついてきたのか、ふむふむと考察できるレベルになった。
やっぱり『魔術師』の出来が突出している。
この作品、ストーリーより舞台描写のほうが明らかにメインとなっていて、力の入れようがものすごい。
執念深いくらいの舞台描写好きだから、そりゃあ気に入るわけだ。
読書の軌跡
50ページ | 2012/01/02 22:17:55 | 『魔術師』を読み返したくて本棚から引っ張り出してくる。せっかくだから冒頭から再読 |
126ページ | 2012/01/05 10:49:44 | ついに目当ての魔術師まで辿り着いた。かつての浅草を怪しく描いた小説が昔から好きなので、この短編、とても気に入ってるのだ |
158ページ | 2012/01/06 04:47:31 | 相変わらずうっとりするほど、わたしの求めていた方向で完成度の高い小説。自然の美しさより、人工物特有の猥雑と混沌がからまった舞台に惹かれる |
232ページ | 2012/01/06 06:07:49 |
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