ユージニア (角川文庫) [110回参照されました]
ぼんぼんさん がこの本を手に取りました。ぼんぼんさんは、これまでに145冊の本を読み、49,132ページをめくりました。
本の紹介
100% [全420ページ]
状態 読み終わった!
2010/05/22 09:00:08更新
著者 恩田 陸 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
いかにも恩田ワールド!という小説でした。
読んでいる間、とにかく不安な気持ちをかき立てられるような、
何かを思い出したいのに思い出せないような、
わからないこと自体に恐怖するような
不思議な感覚を味わいました。
なにが?って聞かれるとわからないけど、怖かった。
怖い小説だと思いました。
真相は結局藪の中。
残ったのは、大量毒殺事件があったという事実だけ。
そこに語り手たちがそれぞれの物語を作っていく。
そして読んでいる自分もまた、自分なりの物語=結論を作り上げて納得しようとしてる。
人の数だけ真実がある。わかったのはそのことだけ。
でも・・んーわかんない。
赤いミニカーとか、字体の描写とか、妙に引っかかってるポイントがたくさんある。
分からない恐怖とモヤモヤにすっかり取り込まれてしまいました。完敗。
読書の軌跡
228ページ | 2010/05/21 22:38:38 |
420ページ | 2010/05/22 09:00:03 |
420ページ | 2010/05/22 09:00:08 |
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