狐火の家 (角川文庫) [164回参照されました]
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本の紹介
100% [全358ページ]
状態 読み終わった!
2011/12/31 02:44:22更新
著者 貴志 祐介 ブックリンクされた本
-評価
★★☆☆☆感想
前作「硝子のハンマー」に引き続き、防犯コンサルタントである榎本と若干天然系が入った女性弁護士の純子が密室殺人に挑む本格ミステリーで、今回は4編からなる短編集。とにかく密室に拘り、設定や解決方法にもバリエーションは持たせていてそれなりに納得のいくトリックだつたりするのだが、今ひとつ驚きに欠けるのが正直な感想かと。。。
展開的には貴志さんの得意とするホラー色を匂わした(ホントに匂わす程度だけど…)シリアスなものから、コミカルで軽いものまで、こちらもバリエーションは豊か。ただ、純子があれこれと行う推理を榎本が消去法で消しながら真相を暴くといった基本フォーマットは共通。
まぁ、そのパターンがNGという訳ではないが、イマイチそれぞれのキャラが立ってないだけにその繰り返しでの謎解きだけが印象に残った感がある。シリーズにするならもう少し榎本のキャラを確立させてもいいんじゃないかと。。。なんか純子に協力する姿勢も中途半端な気がするし…
その意味では前作のような長編の方がストーリー展開に集中できたし、この異色コンビって目新しさもあって面白かった気がする。
シリーズとしては続いてるようなので、できれば「硝子のハンマー」のような長編期待したいが、どうやら次も短編集らしい。。。
読書の軌跡
92ページ | 2011/12/22 01:08:23 |
210ページ | 2011/12/27 01:03:33 |
306ページ | 2011/12/28 01:20:46 |
358ページ | 2011/12/31 02:44:22 |
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