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百姓
百姓(ひゃくしょう / ひゃくせい / おおみたから)とは、元は百(たくさん)の姓を持つ者たち、すなわち有姓階層全体を指す漢語であった。語義は時代により変化している。 概略 中国 周代から春秋時代には、特に古来の「姫」や「姜」といった族集団名でもある「姓」を持つ卿士大夫層(宋代以降の科挙試験エリートを出す教養階層ではなく、古代の都市国家社会、部族社会の社会秩序を体現する族長階層)を示す語であった。その後、戦国時代の都市国家から領域国家、青銅器時代から鉄器時代へ向けての激しい人の移動を伴う社会変動で族集団が解体し、庶民でも持つ家族名である「氏」と本来の「姓」の混同が進み、庶民でもほとんど姓を持つとされるようになった。 そのため、百姓の語は「天下万民・民衆一般」を指す意味に転化した。民衆を意味する百姓は、『論語』・『易』など戦国時代に現在の形に編集されたと推定される書物から、頻見される。その後、今日まで意味が大きく変化することはなく、現在中国でも老百姓といえば、一般庶民のことを指す。