皆の本棚にあるタグ「気」の本


気(き,KI,Qi)とは、中国思想や道教や中医学(漢方医学)などの用語の一つ。一般的に気は不可視であり、流動的で運動し、作用をおこすとされている。しかし、気は凝固して可視的な物質となり、万物を構成する要素と定義する解釈もある。宇宙生成論や存在論でも論じられた。 字解・語源 正字は「氣」(異体字「炁」)。日本での通用の字体「気」は漢字制限(当用漢字、常用漢字、教育漢字)による略字。現代簡体字中国語では「气」が通用される。 説文解字では「氣」は「饋客芻米也、從米气聲。」とし、段玉裁注では「气氣古今字。自以氣爲雲气字、乃又作餼爲廩氣字矣。气本雲气、引伸爲凡气之偁。」という。雲気の意であった气が本字で、芻米の意の「氣」が音通でつかわれるようになった、その他の意味は雲気の意味からの派生であるというのである。 また、同様に説文では「气」は「雲气也、象形。」とある。しかし、雲気の意義から気息の意義が引き出されるというのはやや解しがたい。また「氣」は「愾」であり、「氣息」の義であるという古字書もあるため、少なくとも気息の意義も本来の意義であったとみなすべきであると思われる。