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歴史学
歴史学(れきしがく)とは、過去の史料を評価・検証する過程を通して歴史の事実、及びそれらの関連を追究する学問である。 人間にとって、何かしらの物事の成り立ちや経緯・来歴を知ろうとするのは半ば本能的な行為である。それ故に過去に関する記述を残したり、或いは過去を知るための技術は古代から存在していた。しかしながら、学問としての方法論を確立させた近代的な歴史学が成立したのは比較的新しい時代のことである。具体的にはルネサンスの時代に史料批判に関する技術の体系化が進められ、17世紀以降に古文書学として成立した。 古文書学者でもあった歴史家レオポルト・フォン・ランケは、古文書学の史料批判法を歴史研究において重要視する事で実証主義的な歴史学(実証史学)を確立し、歴史学を科学の域に高めた。「ただ事実を記すのみ」としたランケの実証史学は欧州史学界に大きな影響を与え、今日の歴史学の基礎とされている。だがランケの手法は史実探求に厳正さを付加した一方で文献資料偏重ともいえる風潮を生み出し、後にアナール学派などから批判を受ける。