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サリン
サリン(ドイツ語: sarin)は、有機リン化合物で神経ガスの一種。正式名称はイソプロピルメタンフルオロホスホネート。 1902年にドイツ帝国でサリンは合成された。但し、その毒性に最初に着目したのはナチス・ドイツであり、第二次世界大戦中に量産を計画し、敗戦までに7000トン以上の「サリン」を貯蔵していたにもかかわらず、終戦まで一度も使うことはなかった。なお、「サリン」の名称は、ナチスでサリン開発に携わったシュラーダー (Gerhard Schrader)、アンブローズ(Otto Ambros)、リッター (Gerhard Ritter)、フォン・デア・リンデ (Hans-Jürgen von der Linde) の名前から取られた。 アドルフ・ヒトラーの側近だったヨーゼフ・ゲッベルスは「サリン」投入を主張した。 しかし、第一次世界大戦で毒ガスによって視神経や脳神経に一過性の障害を負い喉や眼を負傷した経験を持つヒトラーは彼らの進言を全く聞き入れず、「サリン」を戦争やユダヤ人の殺害に使用することはなかった。