ものすごくうるさくて、ありえないほど近い [47回参照されました]
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本の紹介
100% [全488ページ]
状態 読み終わった!
2011/10/10 21:39:00更新
著者 ジョナサン・サフラン・フォア ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
9.11で父親を亡くした少年が、父親が残した鍵に合う錠前を探し始める。祖父母が経験した第二次世界大戦のドレスデン空爆も絡め、かけがえのないものを失った人々の生活を、筆者ならではの描写で描く。テロや戦争に対する非難や主張は語られず、むしろたんたんと軽妙でさえあるが、それゆえ、読む者は喪失した者の苦しみをまざまざと味わう。登場人物それぞれ各人にしかわからない苦しみと、それとの向きあい方があり、最後に全て納得できる。
読書の軌跡
488ページ | 2011/10/10 21:39:00 |
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