旅をする木 (文春文庫) [70204回参照されました]
zooko012さん がこの本を手に取りました。zooko012さんは、これまでに1,992冊の本を読み、542,696ページをめくりました。
本の紹介
100% [全241ページ]
状態 読み終わった!
2011/08/29 23:53:05更新
著者 星野 道夫 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
こんな文章を書く人だとは知らなかった。著者は、アラスカで活躍した動物写真家である。人生の残り時間を意識し、アラスカへの定住を選び取り、結婚し、子どもが生まれる。そして、これまでに出会ったアラスカの自然、人々との出会いを振り返る・・・。大げさな記述は一切ないが、本書は、時の流れの中で、共に生きることの儚さと喜びを歌い上げた幸福の書である(なお、著者は、奇しくも、本書執筆の2~3年後に、44歳で、熊に襲われ絶命することになる)。心に残る文章がいくつもある。非常によかったので、他の本も読んでみようと思った。なお、解説は池澤夏樹であるが、確かに、両名には、特に初期の池澤夏樹に顕著であった「理科系の硬質な詩情」(?)といったものを共通にしているように思う。
読書の軌跡
241ページ | 2011/08/29 23:53:05 |
コメント
コメントするにはログインが必要です。