九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 -City of Darkness- [114回参照されました]
ぼんぼんさん がこの本を手に取りました。ぼんぼんさんは、これまでに145冊の本を読み、49,132ページをめくりました。
本の紹介
100% [全215ページ]
状態 読み終わった!
2009/12/09 00:32:56更新
著者 吉田 一郎 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
やっと買ったー!やっと読んだー!!
読んでいる最中も、読み終わった今も、興奮とクラクラめまいがおさまらない。
かつて香港に存在した、九龍城砦に住む人々の写真集+ルポ。
よく見るとツナギ目がめちゃくちゃだったり、
各階の高さすら揃ってないような巨大高層スラム群の遠景を見るだけで、
得体の知れないパワーというか、
圧倒的な存在感に恐怖すら覚えてしまった。
法律がない、管理もされない世界ってすごいな
本当にこのドミノタワーに3万人もの人が住み、暮らしてたなんて信じられない。
どの写真を見ても、どの文章を読んでも、出てくる感想は
混沌 カオス 無秩序 たくましさ。
でもページを繰っていくうちに、このカオス世界が実感を伴ってきたというか。
においとか湿気とか人の息づかいとか笑い声とか、そういうものが写真や行間のひとつひとつから立ち上がってくるような錯覚に陥りました。
図太く逞しく生きる人間という存在が、とても好ましく感じられる写真集でした。
ページから放射するエネルギーにやられます。
読書の軌跡
113ページ | 2009/12/07 23:46:08 | はー・・・すごい。震える。 |
215ページ | 2009/12/09 00:32:56 |
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