柳田国男入門 (角川選書) [49回参照されました]
みんちゃんさん がこの本を手に取りました。みんちゃんさんは、これまでに1冊の本を読み、202ページをめくりました。
本の紹介
100% [全202ページ]
状態 読み終わった!
2011/07/18 00:00:33更新
著者 鶴見 太郎 ブックリンクされた本
-評価
★★☆☆☆感想
全体として柳田と関わった人や影響を受けた人の話が多い。柳田は様々な分野の権威に影響を与えた。以下ざっくりな感想→柳田が重視した方法は結局の所、「ものがたる事」だったのだと思う。物語は原初の形があったとして、本来はそこから口伝でつながっていく。その物語の読み手達の言い回しや解釈を取り込んで形を変えていく。『遠野物語』は、原初の遠野の物語があり、それを伝えている人を経て、佐々木に、そして、柳田が書物としてまとめた。このように、人の間を渡っていくと、物語は形を変えていく。凝り固まったものでなく、流動的で人の手、解釈を加えやすい。それゆえ、遠野物語から、方法論、思想を受け取った人がいたのだと思う。
読書の軌跡
94ページ | 2011/07/16 12:03:53 |
202ページ | 2011/07/18 00:00:33 |
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