絶対貧困―世界リアル貧困学講義 (新潮文庫 い 99-2) [2202回参照されました]
taka_akiさん がこの本を手に取りました。taka_akiさんは、これまでに3,184冊の本を読み、937,445ページをめくりました。
本の紹介
100% [全323ページ]
状態 読み終わった!
2011/06/27 21:51:48更新
著者 石井 光太 ブックリンクされた本
評価
★★★★☆感想
読み応えありました。生々しい、だからこそ伝わる真実がある、そんなことを感じました。
テレビが伝える上っ面だけの「貧困」とは全然違う実情、その一端を知る機会になるのではないでしょうか。
スラムの成り立ち、暮らしの中での「性」、路上生活者達の表の職業・裏の職業、ストリートチルドレン、犯罪組織との関係、そして、売春に関することなど、著者の方が直接取材して来た内容ですので、読み応えある一方でその事実に息を飲みます。以下はその一部:
・犯罪組織が物乞いをビジネス化し、障害のある子供の方が収入が多くなることから故意に子供に障害を負わせる。
・ギャング化した路上生活者達は性欲を強姦で満たす。
・ストリートチルドレンが抱えるトラウマ。
ホント、日本て平和過ぎるって改めて思いました。
あと、移民を取り扱った映画「イン・ディス・ワールド」観てみようと思った次第。
読書の軌跡
121ページ | 2011/06/27 08:31:44 |
323ページ | 2011/06/27 21:51:48 |
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