第2次世界大戦がよくわかる本―20ポイントで理解する (PHP文庫) [471回参照されました]
taka_akiさん がこの本を手に取りました。taka_akiさんは、これまでに3,187冊の本を読み、938,315ページをめくりました。
本の紹介
100% [全330ページ]
状態 読み終わった!
2007/08/16 10:53:49更新
著者 太平洋戦争研究会 ブックリンクされた本
評価
★★★★☆感想
ポイントごとにまとめられていて、非常に分かりやすいです。こんな感じのポイントごとに、それぞれの経緯、結末などが簡潔に記されています。
・第二次世界大戦はいつ始まって、いつ終わったのですか。簡単にいって、どういう戦争だったのでしょうか。太平洋戦争とはどんな関係があったのでしょうか。
・ヒトラーによるユダヤ人絶滅計画は戦争に入ってから立てられたのでしょうか。戦争に入る前からあった計画なのでしょうか。
・ドイツが降伏したとき、日本はどういう戦いを続けていたのでしょうか。日本はどうして戦争を終わらせることができなかったのでしょうか。
第二次世界大戦と言っても、その出来事は他の出来事とも複雑に絡み合っていたんだなーと。例えばスターリンの大粛清(http://ja.wikipedia.org/wiki/%e5%a4%a7%e7%b2%9b%e6...)があったため、ソ連には優秀な軍人が不足していたため、初期のドイツ侵攻を許してしまったこと。
チェコの「類人猿」と呼ばれる兵士の一団によるラインハルト・ハイドリヒ(ホロコーストの計画者)暗殺への報復として、リディツェ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%e3%83%aa%e3%83%87%e3...)と呼ばれる村が消滅させられたこと。
ホロコーストにおいては、人体実験(http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hb/a6fhb801...)が行われていましたが、その対象には子供達も含まれていたこと。
停戦を期待しつつ実施された特攻であったが、そのようには働かず、結局特攻を続けざるを得なかったこと。
このような出来事、個人に責任があるのか、「国家、政府」に責任があるのか、ってのはいつも議論になっていると思います。手を下したのは個人、でも、そのお膳立てをしたのは政府、でも、政府すらも、個人の集合体。そこには、集合知と対局の「集合愚」なんてものがあるのではないかと、感じずにはいられません。
だからこそ、こう言った過去から学ばなくちゃ行けないんですよね。
読書の軌跡
158ページ | 2007/08/15 16:15:46 |
330ページ | 2007/08/16 10:13:06 |
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