琥珀の夏 [90回参照されました]
yuchanさん がこの本を手に取りました。yuchanさんは、これまでに778冊の本を読み、214,525ページをめくりました。
本の紹介
100% [全375ページ]
状態 読み終わった!
2023/09/04 23:28:58更新
著者 辻村深月 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
泉の水を神聖化し、問答によって子どもの自主性を尊重するという教育理念を掲げ、親子を離して生活していくカルト集団、ミライの学校。その水を飲んで健康被害がでて、組織が撤退してから数年後白骨死体が発見され、自分の孫ではないかという老夫婦に依頼された弁護士ノリコ。ノリコは夏休みの間数年通っていたことを思い出し、「組織の中に彼女たちを閉じ込め、時を止めて、思い出を結晶化していたのと同じことだ。琥珀に封じ込められた、昆虫の化石のように。」と苦しみながらミカの心を解きほぐしていった。なかったことにした大人の責任は重い。
読書の軌跡
375ページ | 2023/09/04 23:28:58 |
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