日本の文学 古典編28 保元物語 平治物語 [214回参照されました]
Yooさん がこの本を手に取りました。Yooさんは、これまでに274冊の本を読み、98,926ページをめくりました。
本の紹介
100% [全457ページ]
状態 読み終わった!
2021/09/05 10:43:18更新
著者 日下 力 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
保元物語と平治物語の抜粋の原文と現代語訳および解説。いずれの作品も時代によって変化しており、大きく分けて古態本、金刀比羅本、流布本があるが、本書は金刀比羅本を採用している。解説には、古態本からの変化や、保元物語、平治物語から平家物語への流れが、それぞれの物語にも影響を与えていること、同時代の史料としての愚管抄における記述を参照して、史実はどうなっており、どのような意図でこうした記述になったかの考察が述べられており、興味深い。もともと、歴史書ですら事実の歪曲があるらしいことは知識としては知っているが、例えば清盛の功績を義朝のものにしてしまうなど、想像を越える改竄ぶりで、こうした軍記物語は、歴史とは別の読み物として楽しまないといけないのだなと感じる。
読書の軌跡
65ページ | 2021/08/24 20:42:08 | 物語であって、史実ではない |
178ページ | 2021/08/28 20:49:56 | 保元物語、平治物語と他の書物の記述を比べた解説が良い |
230ページ | 2021/09/01 20:08:27 | 保元物語読了 |
426ページ | 2021/09/04 11:57:02 | 池禅尼の厚情も計算尽く? |
457ページ | 2021/09/05 10:43:18 |
コメント
コメントするにはログインが必要です。