日本人はなぜ臭いと言われるのか [2239回参照されました]
Popoさん がこの本を手に取りました。Popoさんは、これまでに198冊の本を読み、56,501ページをめくりました。
本の紹介
100% [全272ページ]
状態 読み終わった!
2020/02/04 23:52:54更新
著者 桐村里紗 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
(p43)長年の付き合いの夫婦や恋人同士では、マンネリを避けるため、においを変えることが効果的だ。においが変われば、あなたの印象がフレッシュに変わる。また、人は本能的に、自分とは違うにおいがする異性に惹かれるもの。家族のように近しくなると、においも同じになってしまうが、あえて違うにおいをまとうことで、相手にとっては刺激になる。新しいにおいは、新しい風をもたらすことができる。
(p105)サラダ油やひまわり油、コーン油、ごま油などの一般的な植物油やマーガリンなどは、オメガ6系と呼ばれ、細胞膜を硬くし、体を酸化させやすいオイルだ。体に必須のオイルではあるのだが、現代人は摂りすぎなので、意識して控えたい。絶対にNGなのは、世界的に規制の対象になっているトランス脂肪酸を含むオイルだ。一方で、今、流行りの亜麻仁油・エゴマ油・麻の実油、また魚の油は、オメガ3系と呼ばれ、意識して摂りたい必須のオイルだ。中性脂肪を減らす効果があり、細胞膜を柔軟にし、アレルギーや認知症、がんを抑える働きもある。これらは加熱すると酸化しやすいので、ドレッシングなどに使うこととし、加熱調理には、オメガ9系と呼ばれるオリーブオイルや、米油、菜種油が向いている。オメガ9系の油は抗酸化物質を含むので、脂質の酸化を防いでくれる。ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸も、中性脂肪を抑えるオイルだ。脂肪を燃焼させる効果もある。オリーブオイルやココナッツオイルなどでも、特に質の良い「エクストラバージン」や「低温圧榨”のオイルがご家庭でチョイスされているとしたら、ご家族に(奥様に)感謝しよう。
(p124)濃厚に接触する恋人たちは、常に細菌も交換し合っている。…自分に虫歯や歯周病があって、強烈な口臭があれば、パートナーにもうつしてしまい、口臭を誘発する可能性がある。これは、避けたい。普段からしっかりと、お互いにケアをしておく方がよさそうだ。
(p248)生活習慣病は、社会的な病気
(p250)不快なにおいは、一種の生活習慣病だ。生活習慣病の人は、みんな同じようににおっている。臭いことは、実にネガティブなニュースだ。においは自分事でありながら、自分事にとどめておくことができない。空気を通して伝わってしまうから、他人事でもある。
(p252)時代は、大きくシフトしている。個人主義に陥る一方で、平均化された消費者の欲望を煽って購買を促進してきた資本主義の時代から、多様性のある個と個がネットワークでつながり、全体の利益や幸せを考え、そのために持続可能なシステムを作っていく時代へと進化しようとしている。
読書の軌跡
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170ページ | 2020/01/29 23:40:47 |
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272ページ | 2020/02/04 23:52:54 |
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