生命表研究 [217回参照されました]
s_iwkさん
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本の紹介
| 100% [全332ページ] |
状態 | 読み終わった! 2019/10/01 17:13:19更新 |
著者 | 山口 喜一, 重松 峻夫, 南条 善治, 小林 和正 |
ブックリンクされた本
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評価
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読書の軌跡
3ページ | 2019/09/26 13:20:20 | 近代生命表は、「政治算術」(political arithmetic)学派の始祖といわれるグラント(John Grant)の「死亡表の観察」(1662年)に始まる。 |
3ページ | 2019/09/26 13:21:29 | つぎに、同じくイギリスの天文学者であり、政治算術家でもあるハリー(Edmund Halley)の「ブレスロウ市生命表」(1693年)は、科学的な考えで作成されたという意味において重要視されている。 |
6ページ | 2019/09/26 13:23:39 | 明治45(1912)年3月、内閣統計局は第1回と第2回生命表をあわせて「日本人ノ生命ニ関スル研究 一名日本国民新死亡表」と題する報告書をもって発表した。 |
6ページ | 2019/09/26 13:24:25 | これが、官製の生命表の最初のものであり、作成者は同局矢野恒太(第一生命保険相互会社創立者)である。 |
58ページ | 2019/09/27 16:00:47 | グレビルは数学区的方法により公式(2.3)を導いた。このCは死力がゴンパーツ(Gompertz)の法則μx=BC^xにしたがうという仮定にもとづくもので、およそC=(_nm_{x+n}/_nm_x)^(1/n)である。 |
108ページ | 2019/09/27 16:55:45 | しかし、このような小地域における死亡率の推定には、ベイズ統計学が強力な手法となることが明らかにされてきている。 |
126ページ | 2019/10/01 13:59:24 | 各個体はj(1≦j≦N)地域に生まれた後、加齢(時間の経過)とともに各地域を移動し、最終的に(N+1)状態、すなわち死亡状態にいたると考えられる。「死亡」はいったんその状態にいたれば、それ以上状態間推移が発生しないという意味で、他の地域(状態)と区別される。このような状態は、マルコフ過程では九州状態(absorbing staet)とよばれる。 |
204ページ | 2019/10/01 14:35:54 |
218ページ | 2019/10/01 16:30:29 | 配偶関係別生存数を男女間で比較してみると、年次に関係なく男女は別々の配偶関係別生存パターンをもっていることがわかる。すなわち、死別状態の生存数が女子で大きく、男子で小さいということである。これは、男女の平均寿命のちがいが示すように、夫が妻に先だって死亡する確率が高く、また夫と死別した後もしばらくの間その状態に留まるというメカニズムの結果である。 |
218ページ | 2019/10/01 16:32:18 | 男女間差異のもう一つの特徴は離別状態生存数も女子で大きく、男子で小さいことである。このような詩が生じる要因として考えられることは、離別者状態に留まる期間が男子で短く、女子で長いことによるためであろう。離別再婚は一般的に男子の方が高く、女子が低いことからも理解できる。 |
332ページ | 2019/10/01 17:13:19 |
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