ビジネスパーソンのためのSDGsの教科書 [142回参照されました]
Popoさん がこの本を手に取りました。Popoさんは、これまでに198冊の本を読み、56,501ページをめくりました。
本の紹介
100% [全270ページ]
状態 読み終わった!
2018/12/10 00:13:03更新
著者 足達 英一郎 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
(p127)「時間軸の悲劇」とは…目先の短い判断を繰り返していると、リスクが少しずつ蓄積して一気に顕在化してしまうという悲劇が、気候変動にあてはまるとした。
(p128)人材育成は時間のかかる取り組みだが、経営を評価する時間軸が延びてきた例もある。例えば国内の病院経営においては、非正規雇用従業員の活用は、人件費削減につながるとして「良い経営」と一般に評価されていた。民間病院が看護師育成のための学校経営に携わっていたら、経営には重荷として見られがちだったからだ。昨今ではそれが看護師不足の折柄、逆に看護師学校の経営に乗り出すことも、中長期的な人材確保策としてポジティブな目で見られるようになったという。大なり小なり、こうした「評価軸を見直すこと」が徐々に広まっていると考えられ、2030年を目標年と明示するSDGsはまさにその指針としての役割を果たせる。
(p145)(SDGsはそのために策定されたわけではないが)ほとんどの企業は、「売上を伸ばし、利益を生み出しながら、世の中にも役立っていると胸を張って言いたい」という欲求を常に有している。
(p146)(意訳)規模の成長を求めてきた企業にとって、今の時代は資源の枯渇や、人口減少で制約が多い。この突破口はイノベーションだが、非連続性が不可欠なイノベーションは日本企業の苦手とするところである。イノベーションには目をつける力が必要で、SDGsはその足がかりとなりうる。CSRには自由な企業活動に反するような、規制強化の匂いがするが、SDGsにはそれがないことも、企業にとって取り組みすい理由となっている。
読書の軌跡
48ページ | 2018/12/08 22:09:13 |
68ページ | 2018/12/09 11:40:09 |
88ページ | 2018/12/09 18:34:39 |
270ページ | 2018/12/10 00:13:03 |
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