始祖鳥記 (小学館文庫) [150回参照されました]
ぼんぼんさん がこの本を手に取りました。ぼんぼんさんは、これまでに145冊の本を読み、49,132ページをめくりました。
本の紹介
100% [全509ページ]
状態 読み終わった!
2009/12/17 00:40:05更新
著者 飯嶋 和一 ブックリンクされた本
-評価
★★★★☆感想
日本で初めて空を飛んだと言われている、備前屋幸吉の生涯を描いた小説。
岡山の空を飛んだ若き幸吉の存在が、本人の意図しないところで人々の大きな希望になっていく。
町の人の希望の光になった幸吉が、今度は仲間達に感化されて、迷いながらも自分の人生を生きる決断をする。
そんな、でーっかい希望と、人と人とのつながりを描いた作品でした。
「自分の人生を生きる」
言葉にするとシンプルだけど、
こういう生き方が、いかに難しくていかに偉大なことであるかを改めて実感。
なんのために命を燃やすのか。
幸吉はただ空を飛ぶその一瞬のために人生を賭けた。
正しい生き方じゃないかもしれないけど、
ファンタジーかもしれないけど、
心が熱くなりました。
幸吉だけじゃなくて、
なにかに賭けている人たちがほかにもたくさん出てきて、
幸吉の人生のどこかで交差して、共鳴し合って、歴史を作っていく。
なにかをまっすぐに追い求める男達の心意気がまばゆかったです。
読書の軌跡
96ページ | 2009/12/09 23:55:59 |
202ページ | 2009/12/12 23:46:19 |
338ページ | 2009/12/13 23:54:11 |
355ページ | 2009/12/14 08:54:15 |
509ページ | 2009/12/17 00:40:05 |
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