こういう了見 [9398回参照されました]
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本の紹介
100% [全208ページ]
状態 読み終わった!
2011/05/10 12:32:27更新
著者 古今亭菊之丞 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
若手の落語家ホープ古今亭菊之丞(実際、聞いたことがあるが上手い)の自伝である。親の夜逃げ、円菊への入門、小言ばかりの前座時代、思いもかけない席亭の推奨による1人真打ち、それに伴う披露目の多大な借金。サラッとした書きぶりなので、暴露調の嫌らしさは全くないが、1人真打ちになった際に受けた嫉み・虐め等を含め、落語界のことがかなりあけすけに書かれており、興味深い。題名の「了見(料簡)」という言葉は、落語でよく使うが、使い勝手のよい言葉だ。なお、落語界暴露ものなら「苦悩する落語」(春風亭小朝)、落語家一代記なら「江戸前の男」(吉川潮)、落語家エッセイものなら「まくら」(柳家小三治。ついでに奥さんの「カミサン繁盛記」も)がよいと思う。
読書の軌跡
208ページ | 2011/05/10 12:32:27 |
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