鯨を生きる: 鯨人の個人史・鯨食の同時代史 (歴史文化ライブラリー) [1580回参照されました]
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本の紹介
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2017/07/01 12:58:33更新
著者 赤嶺 淳 ブックリンクされた本
評価
未評価感想
捕鯨船の砲手、解剖士、加工業者、卸、料理者の女将・・。まさに捕鯨の複雑な歴史に振り回されつつ「鯨を生きてきた」人たちの語りが本当に面白い。「鯨ど海に取り憑かれったんだっちゃ」「鯨がすべてでした」。これは語りの各人の標題の一部だが、そうとしかいいようのない重み・実感がそれぞれの人生にある。鯨は世界的に資源管理されている最初の海産資源であり、捕鯨は長い歴史の一部であり一つの食文化でもある。そして美味しい。良い方向にいくとよいのだが、そのときに、このような鯨に携わる一般の人の声が届くのはよいことと思う。
読書の軌跡
283ページ | 2017/07/01 12:58:33 |
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