イノセント・デイズ (新潮文庫) [267回参照されました]
ふーみんさん がこの本を手に取りました。ふーみんさんは、これまでに424冊の本を読み、146,611ページをめくりました。
本の紹介
100% [全467ページ]
状態 読み終わった!
2017/03/15 22:25:11更新
著者 早見 和真 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
読みながら思わず涙が出てしまったのは、彼女が救われないことに対してなのか?彼女の深い孤独に想いを馳せたから?それとも彼女に対する周囲の人たちへのやるせなさや怒りを抱いたから?
「救いがない」と言うのは簡単だと思う。もちろん救われてほしかったと心から思う。しかし、あの瞬間、彼女は心の底から「ついに救われた」と思ったのも事実だ。だからこそとても悲しく思う。例えそれが自分の傲慢であったとしても。
物語冒頭、「生まれてきて、すみませんでした」という彼女が法廷で放った一言が重くのしかかる。
読書の軌跡
467ページ | 2017/03/15 22:25:11 |
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