須賀敦子全集〈第8巻〉書簡・「聖心の使徒」所収エッセイほか・荒野の師父らのことば抄(翻訳)・ノート・未定稿「アルザスの曲りくねった道」・年譜 [151回参照されました]
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本の紹介
100% [全580ページ]
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2017/02/26 12:50:41更新
著者 須賀 敦子 ブックリンクされた本
-評価
★★★★★感想
この本で一応本編は最後(別巻は対談集のため)
家族への手紙、愛するペッピーノへの手紙。
愛するペッピーノとは本当はケライが欲しかったんだな、
と手紙の中で伺うことができます。
だけれども、運命は味方してくれず
ペッピーノは病気の回復が思わしくなく
腹膜炎でそのまま亡くなってしまいます。
(この病気、結構おっかないんですよね)
その悲しみをそのままにしたくないからこそ
彼女はひたすらにイタリア語の訳をしてきたのかも
しれませんね。
それはペッピーノの遺志だったからかもしれません。
荒野の師父らの言葉は
とても心に響く文たちでした。
結局は頼れるのは自分ひとり、
そして自分の内なる声に耳を傾けられるのも
やっぱり自分ひとり。
そして、人はやっぱり一人であるということ。
生きることの厳しさと
自分であるためも難しさ、
それをしったように思えます。
読書の軌跡
88ページ | 2017/02/25 12:22:47 |
154ページ | 2017/02/25 15:29:20 |
227ページ | 2017/02/25 19:00:18 |
408ページ | 2017/02/25 22:35:45 |
580ページ | 2017/02/26 12:50:41 |
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